vie comme cinéfil

なんだろ、猛烈に映画ばっか観る時期ってのがあるんですよ。正直言ってそれほど映画マニアではないし、普段は映画を観ている途中で違う事を考えてしまう事が多いんですね。しかし、一度集中すれば映画って2時間は何も考えずに観られる時間を与えてくれるモノな訳です。どうやらまさに今後者のモードなようなんです。
で、そういう時期がどういう時期かって言うと、まあ、簡単に言ってしまえば「落ちている時期」なんだけどさwww以前どこかで小西康陽が「暗い映画館の中で映画に集中する時間だけが生きがいだった時期があった」と語っていたけど、今の俺には凄く分かる気がする。

まあ、いいや!で、今日観たのはウディ・アレン大先生の日本公開作品での最新作「マッチポイント」ですよ。個人的にはウディ・アレン作品ってウディ御大本人が出てる作品の方が好きなんだけど、こうやって監督に徹する作品もまたいいモノですな。
何かさ、最近「考えすぎ病」が再発してる俺にはビリビリ響く「人生なんてほとんど運で決まるんだよ。仕方ねーじゃん!」って映画だったね。テニスでネットに引っかかったボールが向こうのコートに落ちればこっちの勝ち。こっちのコートに落ちればこっちの負け。そんな「寸分の差」のメタファーを含んだ指輪が舞うシンボリックなシーンの美しさ。そしてその指輪の行方が左右する主人公の運命。もう、巧妙すぎ!!やっぱり凄い人だね、ウディ・アレンという人は。
あとスカーレット・ヨハンソンエロ過ぎだよ。スカーレット・ヨハンソンって個人的にはあんまり好きじゃないんだけど、これは打ちのめされたね。ファンなら卒倒確実だ。でも俺はクロエ役のエミリー・モーティマーの方がそれでも断然好きだけど。



さーて、明日は何を観ようかな。ウヒャヒャ
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