坂なんとか將なんちゃら、ジェなんとかに移籍決定 そして戦力について整理!整理!

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さて、移籍騒動が出てからあっけなく正式決定。まぁ、さっさと決まってよかった。と言うわけで正式決定するまでは言うのを控えておいた事をいくつか。
まず、このマヌケなオファーを出すジェフユナイテッド千葉のフロントの厚顔無恥さに呆れかえったけど、それを受ける坂本將貴の更なる厚顔無恥さに、とにかく失望した。今回の件に関してまず言いたいのはそういうこと。
新潟は06年にようやく、他チームの戦力外やベテラン選手を収拾してその場しのぎ的なチーム作りを行う体制から脱却して、淳さんというチームをじっくり作っていく監督の元、数年先を見据えたチーム作りに着手できるようになった。
そのしんどい改革の06年を乗り越え、今までに足りなかったピースを埋める補強に成功して、明確な未来への歩みを大きく踏み出したのが07年だった訳だ。壊滅的な守備が弱点だったのを受けて千代反田という絶対的なCBを加え、淳さんの理想のサッカーを体現するには不可欠な優れたサイドバックであり、そしてメンタル面や経験値でポジティヴな影響を期待されて、坂本は加入した。
この「メンタル面や経験値」という要素はずっと言われていた新潟の欠落していた部分であったことからも、坂本は上へと向かう新生アルビレックス新潟の象徴として期待され、坂本本人もその期待と責任をはっきりと理解した言動を、ありとあらゆる媒体・場面でしてきたわけだ。だからこそ、サポは彼に「さあ、一緒に掴もう 俺たちと未来を」というチャントを送ったのだし。
で、それをあっけなく反故にしたと。バカみたいww考えれば考えるほどアホくさいwwそして残ったのは、マヌケな耳障りのいいコメントだけ。
でもまあ、「フットボールプレイヤーは旅人である」という意見には大いに賛成するし、こういうことがあるのがサッカーの世界だと思ってるから、ここまで言ってきた事に関しては、正直言ってそこまで憤怒はしてなかったりする。裏切り者!とか仰々しくぶち上げる気はない。もちろん、失望はしたけどね。
ただし。
俺が絶対に許せないのはそのプロセスだ。何で1月9日に千葉に戻りたいとか言い出してんの?これは第一報を聞いた時に真っ先に思ったことで、この前のエントリーでも言及したけど、遅すぎるんだよ。いろんな所でこの件については言われてるけど、1月9日の時点でそんな判断下されたら、08年の構想が崩れるに決まってるだろ。大体この時期に他所のサイドバックが余ってるわけねーだろ。新聞報道が正しいのならば、12月中には新潟残留の意思を示していて1月5日に更改のサインをする予定だったとのこと。それが延期されて、かつ4日のブランクを持って9日に「やっぱり千葉に戻ります」。なめてるの?
で、坂本のコメント。

この決断には高いリスクが伴います。しかし、恩師であるオシムさんに教えていただいたように、敢えて自分からリスクを冒し、自分にしかできない仕事があるのなら挑戦しなければならないと感じています。

いやいやいや。あなたのその「リスク」とやらを内包した幼稚なセンチメンタリズムと優柔不断のせいで、一番のリスクを背負い込むのはアルビレックス新潟なんだよ。Jリーグストーブリーグがそんなに長い期間でない事なんて、選手だったら当然熟知してるはずだよな?それにその短いストーブリーグが新シーズンに及ぼす影響も。そして何より、自分自身の新潟における存在の大きさもな。
坂本將貴、あなたの去り際はどう考えても最悪のものでした。





さてと、これ以上言っても呪詛の言葉がどんどん溢れ出るだけなのでこれくらいにして、今後の話をしようか。
まず、気になるのは違約金が如何ほどかって事。これだけの早期決着だった訳だから、間違いなくどちらかの言い値が優先された形で交渉が進んだんだろう。と、なると千葉は複数年契約中の選手と交渉するという覚悟で交渉に臨んだのだから、新潟が提示した金額をすぐに飲んだ、ってのが自然な考え方だと思うんだけど、どうなんだろうね。そう信じたいけど。その辺の具体的な金額公表されるのかなあ。ここがはっきりしないとこのモヤモヤは霧散しないよねぇ・・・・。




そして!なんと言っても坂なんとかがいなくなったことで、戦力にどんな影響があるかを整理しなくちゃ。彼は人間としてはアレだけど、選手としては非常に使える選手だったのは間違いない。さっきもちょびっと言及したけど、07年の躍進の大きな、いや、千代の存在と並んで「最大の」要因って、両サイドバックの充実だったのは間違いない。
淳さんの目指すサッカーは基本的にはサイドバックが2枚とも高い位置をキープして、ビルドアップにも参加することを求めるサッカー。で、06年と07年でそのサイドバックの質がまるで違ったのが、そのまんま成績に反映されたと思う。だって、(二人には申し訳ないけど)06年の両サイドバックは梅山と光だったわけだしね。
それと単純な数字のデータを見ても分かるように、新潟においてクロスを上げる仕事のかなりの割合はサイドバックに任されてる。(個人的に、坂本がこのチームに戦力的な部分で最も貢献したのはこのクロスの質だったと思う)
とまあ、このチームのサイドバックに求められるのは本当に多いって事だ。それを左右で高いレベルでこなせていた坂本がいなくなるのはやっぱり痛い。
ただ、幸いにも、ウチはどのチームも人材難な左サイドバックに松尾とヒロシという確実に計算の立つ選手がいる。特に松尾は5〜6月の好調時を大きく支えた選手だったと言える。あの時期に関して言えば、サイドハーフの坂本よりもずっと重要な選手だった。ホーム柏戦のあの凄惨なラインコントロール失敗以降、淳さんの評価を下げてしまった印象があるけど、彼の攻撃参加のセンスは素晴らしいものがある。あのセンスをコンスタントに発揮してくれれば、坂本の存在を忘れるくらいのレベルに達する事も可能だろう。
そしてヒロシ。なんと言ってもデビューシーズンで25試合も出場した男だ。去年は出番が激減したけど、出場した試合では堅実にほとんどミスなくプレーするという安定感を見せてくれた。だから守備に関して言えば間違いなく計算できる。後は新潟のサイドバックとしては、上がった時の仕事の充実が求められるだろうね。ただ、ホーム磐田戦で見せてくれたプレーはその部分の今後の伸びしろを感じさせてくれるモノだった(華麗なターンとかしてたしなw)。ああいうプレーをどんどん見せて欲しい。がんばれ。
だから、左に関してはこの二人がいるので瓦解するなんて事は到底ない。この「私服がいつも恐ろしく地味。っていうかダサ(ry」コンビに期待しよう。それに恐らく大野もセンターバックより左サイドバックとしてまずは出場を目指す事になるんだろうね。いつの時代も不足してる左サイドバックスペシャリストになるのもいいだろう。同じ上越市出身。がんばれ!!
ただ、不安なのは右サイドバック。うっちーと言う今の新潟にとっての最重要クラスの選手が君臨してるのは実に頼もしいけど、控えで右サイドバックスペシャリストが新卒のマイケルしかいない。恐らく、当初の目論見としてはうっちーの欠場時には坂本or松尾を右に回して、左をその二人のどちらかで構成するって感じだったんだと思う。それが坂本が抜けた事で狂ったのは間違いない。だってヒロシとうっちーが同時に壊れたら構成できなくなるんだから。
なので、サイドバックの補強があるとすれば右サイドバックの選手になるのが自然な流れだろう。でも、今狙える右サイドバックっていたっけ・・・・・(´・ω・`)改めて坂本のバカ!ふざけんな!
で、サイドバックって事で色々見回してみた時に、ウチのサイドバック陣の中でも戦えそうな選手が九州の北の方に一人いるにはいるな。色白の。左利きだけど。でもまあ、左を一枚増やせば松尾の右のオプションが不安なく計算できるか。ふーむ。



それと左サイドハーフの枠も空くわけだ。それにはやっぱりアトムの台頭を期待したい。ウチにとってサイドハーフの左右はあんまり関係ないので、左右を気にせずサイドハーフの選手を上げると、マルシオ、アトム、松下(残るよな?大丈夫だよな?)くらいしかいない訳だし(河原のサイドハーフもあるだろうけど、あえて外した)。まあ、噂だと新外国人はボランチサイドハーフの出来る選手らしいし、今後もここは補強の可能性は高いけど、アトムはその争いを勝ち抜いて欲しい。
あとこの位置の彩翔と木暮もチャンスだ。タイミングときっかけさえあれば、08年中にスタメンを張る事だって夢じゃない。がんばれよ。


ま、こうやって考えるとワクワクしてくるじゃないか(*´Д`)坂本も今年で30。去年から体力面での経年劣化が見えてきたのは間違いないし、早かれ遅かれ後釜を見つけなくちゃいけなかったんだ。それがちょっと早く来ただけさ。
さぁ、ストーブリーグもいよいよ佳境!今後の動きにワクワクしながら待とう。何にせよ、ウチは前に進むだけだ。あ、あとマーカス札幌にレンタルだってね。今まで色んな薫陶を受けてきたであろう三浦“坊ちゃんヘア皮手袋”トシヤの元で、もう一度自分のプレーを見返すのもいいだろう。がんばれよ。


しかしすっげえ長文www最後まで読んでくれた人が何人いるか分からないけど、その貴方には素直にありがとう。