The city's been dead since you've been gone

今日久々に、電車で15分の所にあるあの街に行って来たんだ。俺をいつだって救済してくれたあの子がいた街にね。でも、やっぱり、分かってた事だけど、そこには彼女はいなかったんだ。あるのは変わらない町並みと、ごちゃごちゃした雑踏だけ。
そしてその彼女の不在を確認して、少しの諦観と、絶望的な量の後悔を背負い込みながら、駅へと引き返す間、その町の喧騒を覆い隠すためにipodをシャッフルにして聴いていたんだけど、そこで俺のipodがセレクトした曲がDismemberment Planの「The City」だったんだ。この曲の歌詞ときたら、こんなんだ。

Now I notice the streetlamp’s hum
The ghosts of graffiti they couldn’t quite erase
The blank-faced stares on the subway as the people go home
The parks lay empty like my unmade bed
The streets are silent like my lifeless telephone
And this is where I live, but I’ve never felt less at home
So I’m not unsympathetic
I see why you left
There’s no one to know There’s nothing to do
The city’s been dead since you’ve been gone…


Oh I never had just whatever it is you want, baby
And I really tried, I tried with all my might−it made me crazy
To try to figure out what it is I’ve done wrong every time
When everything I love, everything I hold dear
Heads out sometime
And all I ever say now is good-bye.

君がこの街を去った理由が分かる気がするよ
きっとその理由を誰も知る由はないし 何もすべきことは残されてない
この街は君が去ってから死んでしまったんだ


君が欲しいものを 俺は結局何も手に入れられなかったんだ
本当に努力した 全力で努力したけど それが原因で気が狂いそうだったよ
君が欲しいものを分かろうとする度に 俺は間違いを犯した
愛してるもの全て 愛しくて抱きしめたいもの全て
時に去っていってしまう
ただ、今言えるのは、「さようなら」ってことだけ






笑うしかなかったよ、もう。俺のipodはきっと天才だ。こいつは俺の全てを見透かしてる。
そしていつもの立ち食いうどんと、ケンタッキーフライドチキンと、味噌ラーメンの匂いに鼻をくすぐられながら駅に向かうしか、俺に出来る事はなかった。
元気にしてるかな。幸せになってくれてるといいな。