やっと観たぞ「キサラギ」 そして震えたぞ 最高すぎるぞこれ

おっもすっれえええええええ!!!!!!!!!
いやー素晴し過ぎるな。これ俺が敬愛して止まない「ギャラクシー・クエスト」と同様、「ファンは裏切られるべきではない。そしてファンは夢を与えられなくてはならない」っていう、一つの事に過剰に熱狂しがちで、すぐに自らを「一人のファン」と呼称したくなってしまう俺にとってはまさにジャストな作品だ。いやー感動した。俺の生涯ベスト10映画ランキングを揺るがす事件だぜこれは。
とにかく脚本が本当に巧みだ。まず単純に密室ミステリー/コメディとしての完成度が恐ろしく高い。提示した伏線を、全て巧みに爆発させ続けるのはもう憎たらしいほど。・・・・ってかこれネタバレしたら即終了なんでヘタな事書けないな。まあいいか。とりあえず全員喪服って設定は、それぞれの素性を覆い隠すための武器として機能してんだよな。上手いなー。あと2回目観てみたら、塚地が序盤にちょろちょろ抜けるのもちゃんと意味があるんだよな。上手すぎる。
そしてそのミステリーとしての作品の側面が見事収束した後に始まる、前述の「ファンは裏切られるべきではない。そしてファンは夢を与えられなくてはならない」っていう、言ってしまえば理想論だとか夢だとかといったパートの感動的なこと!ああ!言いたい!何が素晴らしいか言いたい!でも言ったら即終了だから言わない!
だから観ましょう。観てないなら観ましょう。何かのファン、その熱い思いが幸運にも叶っても、叶わなくても、それでもファンをやめられない全ての人に見て欲しいと思う。それこそ、サポーターでも、音楽ファンでも、映画ファンでも、もちろんアイドルファンでも何でもいいよ。ファン特有の都合のいい理想が、見事結実する瞬間ってのを信じることが出来るから。
まー最後の最後のシーンは蛇足かなーとも思うけど、あの人は結局一回も出てこない「大家さん」なんだよきっと。で、あの後「なーんちゃって!だって皆さんがあの事についてあーだこーだ言ってるからさー」とか言ってみんな一笑に付すんだよ。ほら、夢とか理想論って重要だしいくらでもありえることなんだろ?そんな都合にいい解釈しちゃっていいんだよ。
とまあ、ネタバレを逃れたら物凄く抽象的な書き方になったけど、本当に面白かったという事だけは伝えておきたい。そしてさっき見たばかりなのに、もう2回目視聴の最後の部分に差し掛かってるという事は伝えておきたいww



で、こっからは凄まじく余談になるけどさ、この映画って俺が大好きな女の子と一緒に観に行こうとして、結局叶わなかったヤツなんだよな。あ、やばい。悲しくなってきたwwwこれ深夜のセンチメンタリズムも手伝ってちょっとやばいぞwwぐははっはは。フハハハハ!蝋人形にしてやろうか!うーん・・・蝋人形なら蝋人形でもいいかなぁ・・・・うん、いいよ!蝋人形にしてしてっ!!
でもね、これ一人で部屋で観てよかった。大好きな女子が横にいる状況で見たらもったいないわ。雑念はきっと入るだろうしさ、素直に見れないだろうしさ、多分エンドロールのアレで爆笑できないだろ?ぱんぱぱん、ふー!
だから、それでよかったんだよ。もう終わった事だからそれでいいんだよ。ん?終わった?終わったのか?3ヶ月くらい彼女の作成する携帯のメールの宛先欄に俺のアドレス乗っかってないと思うんだけど、新規メール作成で「送信履歴」で探した場合にず〜〜っと下にスクロールしないといけないと思うんだけど、もしかしたら作成したけど送ってないメールが待機してるかもしれないじゃないか。ほら、夢とか理想論ってありえる事なんだって・・・ないですないです。はい、絶対ないです。さぁさぁいきなり現実に引き戻されたぞww
うんでもまあ、とにかく面白かった。香川照之もユースケも塚地も小出恵介小栗旬もみんな素晴らしかった。これDVD買おうかな。
あ、あとこのカテゴリの100本見るためのカウントやめました。なんせ観たのに書いてない作品がありすぎてカウントの意味なくなちゃったし。

キサラギ スタンダード・エディション [DVD]

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