【プレビュー】08年第10節 大分戦@九石ドーム

さーしんどい試合の始まりだ。何せ札幌→新潟→大分という移動に加えて中2日やら中3日の連発。日程君、酷いわっ!!このサディスト!!
しかしここ5戦で負けなしというポジティヴな流れをここで途切れさせるなんてもったいない。この試合の後のホーム清水戦までその流れを継続させて、この地獄の日程を乗り切るしかないだろ!
で、大分は高松怪我、ホベルトと森重(なぜか最近こいつが天敵になってるよなw)とマエシュンが出場停止、って状況だけどぶっちゃけたいした影響はないだろう。高松がいないのはでかいけど、高松なしで戦ってる試合を随分こなしてるしな。森重とホベルトの穴は藤田や根本で埋めるらしいのでまあ大きな破綻はないだろう。
というのも大分の今年のサッカーは誰が変わっても大きくぶれる事がないサッカーをしてるから。基本的にはちょい低めにラインを設定してがっちょり守り、そっからのカウンター。慎吾がこのチームで輝いてるのはこの戦術のせいだろう。奪っておりゃーっと走るのだけはべらぼうに得意な選手だからな。
なので、新潟としてはボールをキープしながら責めあぐねる展開も多くなるはずだけど、絶対に焦れて不用意なボールロストをしないことだ。ポゼッションをするということを考えると、マルシオがいないのはすげー大きいけど、それでもポゼッション合戦をやったら絶対にウチに分がある。ていうかね、多分この試合はクソゲームになると思う。互いに飛車落ちだし、疲労も半端じゃないはずだし、それに大分のサッカーがそういう展開に落とし込むサッカーだから。だから、きっと「とりあえずボールキープする」時間が増えるすごくクローズな試合になると思うんだけど、それを覚悟して、許容する事が重要だと思う。この試合で華麗なサッカーを求めるのは酷。それはこのアホみたいな日程が過ぎ去ってから期待しよう。
で、じっくりポゼッションして相手を一枚ずつ引き剥がしてく中で狙うべきはやはりサイド。3-5-2の最大の構造的欠陥である、3バックの両サイドとウイングバックの間のスペースだ。先日のジュビロ戦なんてまさにこれが顕著だった。この非常に分かりやすい狙いを、徹底的に突いたから前半グダグダだったジュビロが後半ペースを握れたのだ。
だから、今日のサイドハーフ、松下かアトムかダヴィか分からんけど、積極的にそこを狙ってボールを引き出して基点を作って欲しい。そしてその流れでどれだけサイドバックが上がれるかが、この試合を左右するだろう。ていうかサイドって慎吾と小林亮だろ?勝てる勝てる!!
それと今日の2トップは恐らく貴章と、そして河原になるだろう。河原はとにかく無心に自分の最も得意なプレーをやってくれればいいよ。彼は考えすぎちゃう癖があると思うんだよな。特にこういう千載一遇のチャンスだと。去年のナビスコのアウェー甲府戦なんてまさにそれだったし。だから彼の最大の特長である裏への動き出しと、左右に展開してボールを引き出す動きをとにかく無心にやってくれ。その動きがびたーっと守る相手を切り崩し、最終的に自分に転がってくるであろうチャンスに繋がるんだから。がんばれ。



さーとにかくこの試合はクソゲームでも仕方ない。それは今のうちから覚悟しておこう。でも、それと勝ち点3を逃すってのは全く別の話。今のいい流れを継続させて、このしんどい日程が過ぎ去った時の起爆剤となれるように、この試合で狙うは勝利のみ!大分叩いてもっと上行くぞおっらあああああああああああああ!!!!!!!!!!