貧乳と巨乳とディアフーフの関係性についてのいくつかの考察

先日のKill Rock Starsのショウケースが実に素晴らしかったってのはこの前書いた通りだけど、実はライヴ以外で実に興味深い事に気付いたので、今日はそれについてちょっと考察してみようかと思うんだ。


このイベントは恵比寿のリキッドルームで行われたんだけど、リキッドルームって一回2階に上がってロビーを通ってまた1階のエントランスへ行くって構造なんだな。で、俺とベーシストの二人はライヴが始まるまでそのロビーの窓際のソファに座って、ビール飲みながら「醤油は思った以上に劣化が早いから小さめのボトルで買うべきである」とかどうでもいい事を話しながら過ごしてたんだ。
そんな中、ベーシストが窓から下を見下ろして道行く人たちを眺めながら「こっちに歩いてくる人がリキッドルームに入るか否か、一人づつ当てて行こうぜ」とか言い出したんだよ。まあ別にやる事もないので俺もそれに乗ったんだけど、これが結構面白い。
「あの集団はどう考えても結婚式かなんかの帰りだろー!絶対こない!やっぱりなー!」
「あの絵に描いたようなヲタ外人は絶対に来るだろ!」
「このねーちゃんは多分CanCamとか読んでるから絶対こない!」
「うわ、あのねーちゃんのTシャツ、ジョイ・ディヴィジョンのUnknown Pleasuresって事は絶対入る!」
「あのおばーちゃんとその付き添いの二人組、入って来たら素敵なのになあ。おばあちゃんが『わしゃキルロックスターズが好きでのう』とかww」
とまあ、くっだらないこと言いながら騒いでたんだけど、ずっとリキッドルームに入ってくる人たちとそうでない人たちを見分ける中で、ベーシストが極めて鋭い事を言い出したんだ。
「なんか、リキッドルームに入ってくる女の人たちってみんな『性』の匂いがしないよね」
これは語弊を多分に含んでいるけど、その主張自体は間違っていないと思う。要はねっとりとした、それこそ精液や体液の匂いがするような、そういう直接的なエロを感じる人が少ないって事。なんだろ、魚喃キリコにセックスを学びました、みたいな人って言うか。


で、ここでもう一つの重大な事実に気付いたんだ。


それが今日のエントリーのタイトルであり、俺の専攻分野である「巨乳/貧乳論」に関する非常に興味深いケーススタディになったんだけど、要はこういうことだ。


ディアフーフを観に来る人たちは貧乳ばっか」


これがね、もう驚くほどの割合なんだ。それに気付いてからずっとその一点に注視して道を歩く人たちを観察してたんだけど、「そのまま歩き去る人」と「リキッドルームに入っていく人」の分岐点として、間違いなく「貧乳か、否か」っていうのが存在してるんだよ。
まあ、大抵歩く人のファッションでリキッドルームに来るかどうかは見極められるんだけど(だってストールを優雅に巻いてヒール履いてるおねえさんがディアフーフ観に来る分けないわけで)、「このファッションはどっちだろう?」って迷っちゃう人に関しては「貧乳か、否か」でほぼ9割くらいは見分けられるんだよ。
で、やっぱりディアフーフ好きはオシャレな女の子が多いんで、cancamじゃなくて、zipperとかminiとかsoupとかPSとか、あと軽くFUDGEとか(nonnoはあんまりいない気がする)、たまーにKERAまで行っちゃったりとか、まさかのnumero TOKYOとか色々なんだけど、明らかにそこからはちょっと浮いちゃってる「おブス」な女の子でも、「貧乳」というキーワードを媒介として、リキッドルームに入って来るんだよ。
これは目からウロコだった。
で、こっから俺の個人的な話になっちゃうけどさ、俺は今更言うまでもなく巨乳原理主義者のタカ派なんだ。間違いなく、俺の性癖としてはそっちにバイアスが掛かってるはずなんだ。
なのに、極めて現実的な部分で関わる女性、つまり愛だの恋だのセックスだのって事で絡む人ってみんな揃いも揃って貧乳なんだよ。実際、俺が今心酔してる女性も紛れもない貧乳だしな。てかあの子が巨乳だったら、多分この世のパワーバランスが崩れて、海抜が上がっちゃったりとか、この世から戦争がなくなって戦争利権にしがみ付いてる人たちが暴走したりするからそれでいいんだけどさ。彼女はきっと自らを犠牲にしてこの世のバランスを死守してるんだ。余談だけど。
で、これが何故なのかずっと分からなかったんだけど、今回の件で一つの仮説が立てられたんだ。つまり、「俺と共鳴する感性を持っている人は何らかの理由で貧乳になる」。いや、もしかすると「俺が共鳴するような感性を持ち合わせるのは貧乳だけ」なのかもしれない。
だからつまりディアフーフに限らずだけど、俺の心の琴線に触れる要素を共通して持って、互いに共鳴し合う人ってのは、すべからく貧乳なんじゃないかと。俺がこれまでの人生で選択してきた道筋に似通った道を選んできた人って、それつまり俺と似た感性を持ち合わせてるって事な訳だよね?
で、これまで俺が出会ってきて「深くかかわりを持った人」って間違いなくそういう感性における共通点を持ってた人だと思うんだ。だって「うわーい!おっぱいでかーい!」をきっかけに深い関係になった人って居ないもの。「うわーい!おっぱいでかーい!」で繋がったのって万札が絡んだ時しかないからね。残念極まりないけど。
んで繰り返すけど前述のそういう「深くかかわりを持った人」ってみんな貧乳な訳だよ。そして、俺と同じような感性で「あの日にリキッドルームディアフーフを観に行った」人はびっくりするくらい貧乳ばかりな訳だ。

ね?ここで繋がるんだよ。


だから、俺は貧乳独自の感性を持ち合わせた、言うなれば「ヒト科貧乳属」に分類されるんじゃないかって事なんだ。個体差としての「巨乳好き属性」は持ち合わせているけど、根本的・遺伝子的な見地からは紛れもなく「貧乳属性」に属するんじゃないかと。
で、こういう新たな分類の可能性を見つけた時点でまた気付くのだ。ここでも「ヒトの属性分け」って女性主体じゃないかと。図らずも俺の基本姿勢である「地球は女で回ってる」がまた証明されたぞ。うーむ。



ただ、まだまだこれはただの仮説に過ぎないし、それを実証するにはあまりにも論拠が乏しすぎる。でも、やっと方向は見えた。これは俺の「巨乳/貧乳論」の大きなステップになるかもしれないぞ。よーし、いつかこれNewtonとかに発表するwこれでイグ・ノーベル賞とか獲れねーかな。無理かww


しかしさ、この重大な事に気付いた天才ベーシストだけど、あいつ「もしこのリキッドルーム漂流教室になったら貧乳ばかりの世界になるぞ!大変だ!」とかアホかwwもしあそこが漂流教室になったら奇病で真っ先に死ぬ役だお前は!