【プレビュー】08年第24節 柏戦@スワン

ぬひょー川崎戦のレビュー書いてねえええええ
でも今日は新潟から来た友人を接待してたから仕方ないのである。という訳で9/12のエントリーは川崎戦のレビューのためにとっといて、柏戦のプレビューいっちゃうぞおっりゃー。


さあ、非常に重要な試合だ。「4連敗」という状況は数字だけ見れば開幕当時の凄惨な結果と同じ。正直言って、あの頃と比べれば今の4連敗って状況は「まだマシ」って感があるけど、これが「5連敗」ともなれば非常事態である。それはとってもヤバイ。絶対それだけは避けなければならない。
これまで積み上げてきた新潟のサッカーを信じられるか。それに迷いなく取り組む事が出来るか。元々柏のやってくるサッカーってのは新潟の標榜するサッカーと共通点があって、そこががっちりバッティングする勝負なのだ。そこで迷いがより大きい方がこの試合を落とす事になると思う。今、柏は6戦勝ちなし。向こうにもきっと迷いはある。そして恐らくこっちにも迷いはあるはずだ。その迷いをどれだけ吹っ飛ばして、これまで同じ監督の元(向こうもこっちも3年目)積み上げてきたサッカーが出来るか。


さて、柏である。まず大前提として、このチームの武器は相変わらず「高い位置で奪ってからのカウンター」これである。なのでまずはこれに対してどう対策を講じるかって事だと思う。
ここは川崎戦の反省を大いに踏まえる必要があるだろう。あの試合の最大の敗因は、相手のカウンター、特に奪ってから一気にワイドへオープンに展開してくる相手の戦法に全く対応できなかった点だった。あれにはいくつか理由があると思うのだけど、まず一つは新潟の攻撃が真ん中で潰えたときに、相手のボランチに全くプレスが掛からず、簡単に前への展開を許してしまったという事だ。
この試合の新潟のボランチは前節のテラ&うっちーから、勲&うっちーになりそうだけど、まずは攻撃から守備への切り替えに対して、特にボランチが(もちろんチーム全体が意識しなくてはならないのだけど)神経を尖らせる必要がある。特に前半の柏戦@日立台では柏のキープレイヤーである山根がいなかったけど、今回は「奪って前へと繋ぐ」ということだけは本当に愚直に、正確にやってくる彼がバッチリいるので、その仕事を必死こいて阻害し、ぶっ潰すことが必要になるだろう。
そしてもう一つの川崎戦の反省点は、相手の前線の選手に対するマークという責任の所在が
、新潟のDF陣の中で曖昧にあっていたという点だ。川崎はカウンターに備えて、チョンテセ、ジュニーニョ、黒津と言うアタッカーが前にワイドに開いて相手のマークを離す位置を取って、マイボールになったらそこから一気にゴールへと突き進んでいくという形を取ってきたけど、これに対して新潟の守備陣のマークの受け渡しがあまりにも拙かった。
そのため相手の最初の動き出しを見ることが出来なかった結果、相手のカウンターには無策にラインを下げるという選択肢しかなく、どんどんラインが間延びして逆説的に前述の様な「相手のボランチへのプレッシャー」が掛からなくなるという悪循環に陥っていた。
柏も基本的には同様の戦い方をしてくる。そこで特にサイドバックには相手のカウンターに対する対策という意識を常に持って戦って欲しいと思う。新潟のサッカーはサイドバックが上がらなければ形にならないサッカーなのは間違いないし、ヒロシと松尾には是非ともその攻撃的な意識を持って戦って欲しいと思うけど、相手のカウンターに対するケアを怠らないようにしたい。そこを破られたらあっという間にピンチに陥るのだから。
それと何と言ってもフランサだ。結局柏のサッカーは彼がタクトを振るうサッカーなのだ。永田さん!千代!!出番だぞっっ!!!


そしてここで思い出して欲しいのだ。今年のチームは守備の建て直し、守備意識の刷新を繰り返す事によって上へと進んできたチームなんだ。
だからこの試合はとにかく守備。まずは守備。そこを何よりも意識して欲しい。0に抑える事だけを考えて欲しい。最低、結果的にウチにゴールが生まれなくても、失点を0に抑えて1ポイントを手に入れて欲しい。この試合にまず何より望むのは守備の建て直しだ。今年のチームの礎となる守備意識の建て直しだ。頼むぞ、まじで。


つー事で今回は最近壊滅的になってる守備のみにスポットを当ててみました。思い出せ!!5節の柏戦で徹底的に守備意識を尖らせた事が、その後の躍進に繋がったという事を。その確固たる意識さえあれば、目の前にあるのは勝利以外にはないんだから。柏叩いて上行くぞおらあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!