【プレビュー】08年第34節 ガンバ大阪戦@スワン

さー最終節!しかしあれだね、開幕戦で8年ぶりくらいに高校時代の友人に会って、彼自身は全然変わってなかったんだけど、肩書きが「京大卒→弁護士」という最強な肩書きになってて「痴漢の冤罪に巻き込まれたらぜってー彼にソッコー電話しよ」って思ったり、なくすたのゴール裏の席せめー!きつー!ってなったり・・・から34試合か。何か今年は長かった気がするな。ダヴィとかもはや遥か大昔って感じだもんなあ。
恐らくそれはすごく苦しくギリギリな戦いを繰り返してきたシーズンだからだと思うんだよね。うん、今年はマジでキツイ戦いばかりだった。サッカーの難しさをこれでもかってくらいに教えられたシーズンだった。そしてメンバーを数えていった時に、どう考えても必ず高卒ルーキーがベンチに入る、ましてや時には17人しかメンバーがいない事もあった中で、必死に淳さんがマネージメントしてくれたシーズンだった。改めて、淳さんには心からの敬意を表したい。ありがとう淳さん。相当にきつかっただろうけど、何とかやってこれたのはひとえにあなたのおかげです。
そう、だからこそ、最後だけは掛け値なしの笑顔で終わりたいんだ。いや、終わらなくちゃいけない。この苦しいシーズンを戦い抜いてきた選手たちやスタッフの努力に対しての対価は、笑顔のフィナーレであるべきなんだ。
だから勝つ。この試合、絶対に勝つよ!!!!!!!



さて、最終節の相手はガンバ。まずは遅ればせながらアジアチャンピオンおめでとーございます。後半戦の戦いは見事でした。で、シーズンを通して決して良かったとは言いがたいガンバのサッカーが後半に来てその強度を取り戻したのは、いくつか要素があるけど、システムの変更・選手の配置換え、そして佐々木勇人の台頭だと思う。
ガンバは基本的に4-4-2を採用してきたけど、ACLの後半戦から4-2-3-1を採用してそれが嵌ってきている。それはまず遠藤という不世出のクラッキがトップ下に入って攻撃に専念できる事が一つのメリット。そしてそのシステムに変わったことで、奪ってから前線の3+1の選手たちが一気にワイドに開いて広く展開できるようになった。
そもそも今年のガンバに足りなかったのはそこだと思う。元々ポゼッション力が高くて個人スキルの高いチームだけど、それが逆に仇となって袋小路に迷い込んでしまったような窮屈なサッカーになってしまっていた。ただ、そのシステムで奪ってから一気に速い展開で相手を押し込めるようになってからは、本来のガンバらしい攻撃力を取り戻してると言う印象だ。てか今のガンバはほぼカウンター主体のチームだといってもいいと思う。それほどまでに、彼らの攻撃は超速い。
それと佐々木勇人。淳さんの教え子。彼がこのサイドへの素早い展開を重視するシステムの中で、持ち前のスピードに溢れたサイドアタックを活かされた事で、最近のガンバのブースターになっていると言えるだろう。


では新潟はそれにどう対応するか。まずは絶対にバイタルエリアで相手に自由を与えない事だ。今のガンバのキモは間違いなく4-2-3-1の「3」の選手たちのプレー。相手からボールを奪った瞬間にその3人が一気に前を向いて動き出して、相手のDFラインと中盤の間に入り込んで相手の守備に綻びを生ませる。前節で浦和がガンバのカウンターで何度も決定的な形を作られたのは、DFとボランチの配置が曖昧で軽かった為に、ガンバのアタッカー陣に簡単に前を向かせて走られてしまったのが原因だったけど、ああならないようにしたい。
となるとこの試合の新潟の守備のキモは中盤の守備という事になると思う。相手の「3」に対して、真ん中ではボランチがバイタルをしっかり潰し、サイドに開いてきたらサイドバックの前のスペースをしっかりサイドハーフが潰して自由を与えない事が重要だろう。特に最近のガンバはサイドアタックを重視するし、この試合では加地が出場停止で、サイドバックは右に安田兄、左に下平という攻撃的な形になることが予想されるので、その上がりを誘発させないためにもサイドはしっかり抑えたい。


で、新潟の攻撃面でもキモはサイドだと思う。前述の通り、この試合の相手のサイドバックは恐らく安田兄と下平だ。特に下平の守備面でのクオリティは、正直言って高いとは言いがたい。そしてそもそも4-2-3-1を採用してからのガンバの守備の弱点を挙げるならば、サイドでぽこっとスペースが生まれるって事。それらを考えても、こここそが新潟がすっとブラッシュアップしてきた「奪ってからの素早いサイドへの展開」を繰り出すべき所だと思う。これ後半にず〜〜〜〜〜〜っと言ってきたけど、最後もやっぱこれだ。今までやってきた事の集大成を見せてやれい!!!


それともう一つの新潟の攻撃のキーポイント。これはもう間違いなくセットプレーだ。というか松下のキックだ。前節のFC東京戦でも彼のプレースキックは冴え渡っていて、何度もチャンスを作り出していたけど、これはもう今の新潟の最大の武器だと言ってしまっていいと思う。それにガンバはセットプレーの守備がちょっと怪しいチーム。特に速いボールを送り込まれた時に、動き出す選手に対してのマークが甘くなる事が多々ある。そこを突かない手はないだろう。わんちゃんの嫌〜な所を突いてくるキックでゴールをこじ開けて欲しい。期待してるよ!!



ちゅーわけで、泣いても笑っても今年最後の試合。このメンバーで試合をする最後の試合だ。ん?なに?最後だよ。これで今年はもう試合ないよ?これを最後の試合にするんだよ!!この試合で勝ってバンザイして来年に向けて走り出すんだよ!!!!
明日は寒いし天気も荒れるみたい。もうどうせなら3年前のガンバ戦みたいに大荒れしちゃえ!悪天候、ホーム、相手ガンバ。最高のシチュエーションじゃないか!!うっしゃー!!!!!!!!!ぜってー勝つ!!!!ガンバ粉砕してみんなでバンザイだおらあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!