【プレビュー】09年第26節 大分戦@スワン

まず最初に。



チケット買えお前らっっっっ!!!!!!!!!!!!
動員やばいとか本当にヤバイよ。だってこの試合は絶対勝たなくちゃいけないんだから!!
愛なんていっくらでもくれてやるよ!!!!!!!!!!!!



さて大分だ。しかしさあ、去年はナビスコ優勝、シーズン4位でウッハウハで社長もシャムスカも神扱いだったのに、シャムスカは解任、ポポビッチ政権になってから2勝5敗でまだ光見えず、バイバイマルハン、ハロー営業停止明けホヤホヤの 経済産業省に怒られた会社、ダンマクのいざこざと、出入り禁止処分、そしてぶっりぎり最下位、目の前のJ2降格。
改めてサッカーにおける残酷なまでのサイクルの速さを思い知らされるよね。やっぱ誰かがサボったらあっという間に腐るんだよな、サッカーチームってのは。うむ、だから常に歩き続けるしかないのだ。歩みを止めることが許されないのがサッカーなのだ。という訳で、ジェフ戦の勝利に酔ってる暇はもうない。さあ、次も勝つぜ。



今の大分はここに来て「ポゼッション」を一つのキーワードにしてる。3-4-2-1のシステムで中盤を厚くして、そこでパスを繋いでゲームを動かし、そこから高松を頂点にして、彼を2列目以降、特に2シャドーの金崎、東、フェルナンジーニョあたりがどんどん飛び出して相手のDFラインの裏を積極的に狙っていくって言うサッカーだ。
正直、まだこの形は完全に浸透しているとは言いがたく、さっきも書いたけどポポビッチ就任後2勝5敗。特にしばらく深刻な得点不足に悩まされてきた。でも前節磐田戦では、これまで以上に裏へと抜ける意識、そしてそのチャレンジに付随する積極的な勝負パスの意識が随分と花開いてきた印象があるので、絶対に油断してはいけないだろう。


と言うことで、新潟としてはまずその中盤の戦いに勝つこと、つまり相手に的確なプレスを掛けることが重要になる。前述の通り、今の大分の攻撃のキモはどんどん裏へと飛び出してくる2列目。そこは当然センターバックボランチがしっかりケアする必要があるのは言うまでもないよね。この試合では恐らく4-4-2もしくは4-2-3-1になるので、ボランチが2枚って事でそこでの極端な数的不利が起きないだろうけど、そこだけはしっかりとケアしたい。
ただ、実は大分の中盤で一番曲者って、両ウイングバックボランチ、特に大分の心臓=エジミウソンだと思うんだよね。まずウイングバックだけど、ウチが3バックのチームと対戦する時にかならず問題となるのは、サイドで張ってるウイングバックを誰が見るのか、って所。思えばシャムスカ時代はとにかくこの問題がクリアにならずにそこをフリーにさせてしまうことが多かった。その結果、そこでのパスコースを確保される事でどんどん大分の展開がワイドになり、それに引っ張られて、一番肝心なセンターの勝負が手薄になる、ってパターンが本当に多かった。今年の3節、アウェイ大分戦のプレビューでも書いたと思うけど、そうやって「誰かが浮く」事で数的優位を作ってしまうってのが、シャムスカマジックの正体だったと思うんだよね。
だから、この試合ではサイドバックサイドハーフがしっかりと意識を持って、そこのマークをはっきりさせること。そして何よりシンゴも高橋も、結構裏を狙って飛び出してくるので、そこをフリーにして決定的な形を作らせないようにする為にも、サイドの選手たちの役割は大きいと思う。


そしてボランチエジミウソンは新潟で言えばマルシオみたいなもんだよね。彼がボールを触ることで、大分のリズムが生まれてくる。なので、ここはサイドハーフボランチも必ず注視しなくちゃいけないところなんだけど、ここは当然2トップのうち1枚がしっかりケアすることが求められる。そう、鈴木淳サッカーの鉄の掟「2トップのうち1枚はボランチをケア」ってやつだね。
そういう意味でも、この試合では最初から千葉戦のラスト35分のマルシオトップ下の4-2-3-1でも面白いと思うんだよね。相手の中盤の枚数に対して、こっちは5枚配置すると同時に、1トップにすることで相手の3バックに手持ち無沙汰な状況になってる選手を作ってしまえる。3バックに対して1トップ、もしくは3トップって定石だけど、それをシンプルに実行するのも面白いと思う。ていうか、エジミウソンVSマルシオが単純に観たいww絶対面白いぜwwさて、淳さんはどうするか?


それと攻撃では言うまでもなく。そうやってポゼッション志向を見せる大分のパス回しをカットして一気に速攻、って形を作りたい。大分の守備は守→攻の切替のときに、3バックの両脇、バイタルの2ヵ所が緩いことが多々ある。この辺がポゼッションサッカーにまだ馴染んでない証左だろうね。ポゼッションはどういう守備を構築するのかってのも含めて考えなくてはいけないのに、そこまで至っていない。だからこっちとしてはとにかくそこに積極的に飛び込んでいくこと。恐れることはない。それを繰り返せば、必ず勝利の為の得点は見えてくるはず。


それともう一つポイントはセットプレーだと思う。大分のセットプレーはマンマークが基本なのだけど、松下の得意とするような「ゴールを強襲する弾道の早いボール」への対処が甘い、というかマークを簡単に見失う事が結構あるので、セットプレーは大事にしたい所だ。どんなに苦しくてもセットプレーで一点取れば、今の新潟の守備陣なら充分な数字なのだから。




と言うことでもう勝つしかねーよね。ラスト9試合。最大で勝ち点27。それに出来るだけ近づく為に、まずはこの試合獲るぜ!!!大分叩いて上位に食らいつくぞおっらああああああああああ!!!!!!!!