トゥモロー・ワールド

戦火の中では、その最中に生まれた世界を揺るがす大きな希望さえも気付かれず、無視され、蹂躙される。だけど、その希望は、当事者が気付いた時にその戦火を治める力を持っている。そんな形で平和を謳い、人間の在り方を改めて問い掛ける映画なんだと思う。希望の鳴き声と、その希望に道を空ける人々の姿に思わず涙してしまった。素晴らしい。
これ、未来だっていう設定は「18年間誰も妊娠してない」って特殊な条件を付加するためだけなんだよね。それ以外はこれまでの人間の歴史、そしてその結果至った現在そのものだもんね。それも巧みだと思う。
巧みと言えば、劇中で何度も使われる長回しの上手さ。特に後半に炸裂する、まるでドキュメンタリー/記録映像のような銃撃戦の長回しは凄過ぎ!レンズに血の飛沫が着いちゃう瞬間なんて鳥肌立てて「やられたー!!」だったもんなあ。


ところでエンドロールのdo it!do it!は「ガンガンセックス、バコバコ出産で少子化解消!」って事ですかね。ちげーよ!ww