「愛のむきだし」「AKIRA」

俺様採点:5
爆音映画祭で、多分5度目の鑑賞。しかし爆音映画祭のあの感じいいよね。バウスのスタッフの「それではごゆっくりご覧下さい」の後に拍手が起こる「あの感じ」とか、色んな人が待望だったイベントだったってのが見えてきてなんか、すっごくいい。
しかし爆音のむきだしはやはり凄かった。奇!跡!ま!で!3!6!5!日!の爆音からボレロの流れが最高過ぎて倒れそうだったぜ。

俺様採点:4
音楽はよーく知ってたんだけど、実は本編は未見。音楽から入ったからこそ、「ああ、この曲はこうやって使われるのか!」っていう音楽から逆算した映画体験を、爆音で観られたってのは幸せな事だと思う。
超能力とか、メカニックな要素とか、そういった非現実的な要素だけを撒き散らしてきた鉄雄が、最後にいきなり血や肉や筋といった肉体的な部分を膨張を始めた一連のシークエンス、ものすごく背筋が寒くなった。そうなんだ、彼は超能力者や機械以前に、一つの血の通った生物なのだ。それを思い出した瞬間、ものすごく怖かったし、ものすごく切なかった。
で、観終えた後でその「突然肉体的なものであるという事を示す」っていうのどっかで観た事あるなー、と思ったんだけど今思い出した。エヴァだ。あれもロボットじゃなくて生物なんだ、って思い出した瞬間ぞっとするもんね。