牛!牛!!

The Weapons Of Math Destruction

The Weapons Of Math Destruction

久々のこのカテゴリー。
バッファロー・ドーターってさ、普段はめちゃくちゃ偏差値が高くて言葉の端々に「こいつ頭いいなあ」感が漂ってて、着てるTシャツもマイルスやらノイ!やらビースティーズやらでセンスいいなあ、っていう優等生タイプなんだけど、そのTシャツ脱いだらその下には化け物のような筋肉が隠れてるっていう、そんなマッチョイズムも忘れません!みたいなバンドだと思うんだよね。
なんていうか、理論武装理論武装の戦いになった時に、完全にその対決に惨敗してるのに見苦しく抗ってる奴を見たら、くいっと首をひねってボキっと折ってしまいそうな感じ。女性団体職員とサーフショップの店長みたいな風貌の癖に、本気出すと首折ります、みたいなさ。
その知性と筋肉の際たる結果が、俺が個人的に最高傑作だと思ってる「Pshychic」で、前作の「euphorica」があんまり好きじゃないのは筋肉要素が薄いからだと思うんだよね。そういう意味で、今作はそのバランスが完璧。しっかりとアップデートされた「Pshychic」って印象だなあ。最高だよこれ。大好きだこれ。