群馬発のブラジル人アイドルグループ「リンダ鄴世」が素晴らしすぎる


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ネットで先週辺りから一部で話題になってるこのグループ。群馬県のブラジル人5人組のアイドルグループ、って設定だけでも物凄く興味をそそられるのに、メンバーのルックスも、ヴィジュアルイメージも、そして何より曲も、どれも非常に素晴らしい。観た瞬間、恐らく多くの人がそう考えたと思いますけど、これは「売れる」と思います。三世で未来世紀、ですからね。ブラジルですね。
メンバーの5人のうち、幼くて可愛い感じのメンバーが二人、綺麗なお姉さんが二人、その間が一人。バランスもいいと思います。
そしてこの曲とヴィジュアルイメージ!!!これ初めて観た時に、マクナイーマっていうブラジル映画を思い出しました。

この極彩色とサイケデリアと、混沌とした文化の融合と、はち切れそうな熱感。ブラジルのエキゾチックな部分を見事に曲とビジュアルに昇華してると思います。日本語、英語、ポルトガル語が入り混じる言葉の響きも、メンバーのルックスに見事合致してますよね。
そしてこれが群馬というブラジル人コミュニティが形成されてる地方から生まれたってのが、本当に面白いと思います。ローカルアイドルって最近筍のように生まれてますけど、これはある意味じゃその最終形なんじゃないでしょうか。海がない群馬から出てきた子が「みんな海から生まれてきた命」ってのも、自虐的なユーモアを感じるし、このラインには前述の「マクナイーマ」に出てくる、フェジョアーダと人間がグチャグチャにつめ込まれたプールから、新たな生命が誕生するっていう暗示的なシーンも思い出してしまいました。
しかし来年にはブラジルワールドカップもあるし、リオではオリンピックもあるし、内需に支えられたブラジルの好景気は簡単には終わらないはずだし、そんな最近のブラジルの非常に活動的な部分が、まさかローカルアイドルという形で日本のポップカルチャーで垣間見えるとは思ってませんでしたね。本当に面白いと思います。
とりあえず日本にいたら、間違いなく群馬へ飛んでいくと思いますけど、如何せん異国に住んでいるのでそうもいかないのがもどかしいところ。きっとこれから色んな人に「見つかっていく」はずだし、色んな所で色んな人と触れ合うことになると思います。その時にこのグループの評判がどうなっていくのかが、すごく楽しみです。生で観てみたいなあ。